クエン酸と酢
酢は人間の体内においてクエン酸へと変化を遂げる性質を持ちます。
そのため、酢の物を献立に加えるだけでもクエン酸を摂れるということになるんですね。
夏バテにならないためにクエン酸は大切な役割を果たします。
このため、夏の暑い時期は酢の物をたくさん摂るように習慣づけるといいでしょう。
クエン酸の効能だけでなく、酢には幅広い夏バテ防止効果が存在します。
まず挙げられるのは、食欲増進の効果です。
体が重くなり、疲れが取り除けないとなれば、いつのまにか食欲もなくなっていくものです。
酸っぱい食材を目にしたり口に入れると、唾液が出てくる現象は一般的に認知されています。
食欲増進をするのに唾液はなくてはならないものなのですが、酸味の目立つ食べ物を取り入れると、唾液のみならず胃液の分泌の促進効果も得られます。
体調が悪いと消化能力も落ち込んでしまうものですが、酢の摂取を習慣化することで、無理なく食欲を促すことが可能となります。
暑くても食べやすい酢の物は、毎日の食事にプラスしやすい副菜です。
酢を利用した料理を作ることでクエン酸も十分に摂取することが出来ます。
クエン酸を摂取したいと感じながらも、酢が食べにくいという人は、リンゴ酢などをチョイスしてみてはどうでしょうか。
酸味がまろやかで、酢の刺激が目立ちません。
通常の酢と比べても甘さが感じられるので、幼い子供が酢の物を嫌うような場合でも、リンゴ酢を利用してみるとよいでしょう。
なお、刺激に弱いという人は、煮物など加熱する料理で酢を使うことをおすすめします。